今日も私たちの住む南ウェールズ、ペンブロックシャーにありますプレセリ・マウンテンズ(ヒルズ)は曇り空。
昨年は記録的な大雪に見舞われて、11月の終わりから2~3ヶ月間も雪と氷の世界に使っていたのに、この冬はうってかわっての暖冬で、雪どころか霜も降りてきません。
1月も初旬だというのに水仙や梅の芽がもう出てきそうな、そんなお天気が続いています。
そんな外のお天気は何のその。
我が家の「ネイチャーテーブル」なるものに、「ウィンターキング」が登場しました。
そう、我が家には「ネイチャーテーブル(季節のテーブル)」なるものがあります。
季節、お祝いの日や1年の催しごとによって、飾りや置物、下地になる布やフェルトを替えて、1年のリズムを子供たちと楽しみます。
これは以前、上の子供たち二人がシュタイナー・スクールに通っていた時に教えていただいたもので、上の子は中学校に、下の二人はウェールズ語の学校に通いだした今も続けています。
後で知ったことですが、これは北欧の家庭でも見られるようです。
日本には1年を通して沢山のお祝い事や催しごとがあり、四季をはっきり感じることが出来ますね。
イギリスではそういったお祭りに出会う機会があまりなく、四季の変わり目も日本に比べるとぼんやりしているため、もっと季節のリズムを感じたい・・・と思っていた時にこの「ネイチャーテーブル」に出会い、これはいい!と生活に取り入れました。
シュタイナー・スクールでは、「1年を通して季節のリズムを感じる」ということが子供たちにとって重要とされています。地に足をつけて、季節ごとに変わっていく自然の小さな変化を目と心で感じる、ということでしょうか。子供たちの感受性、優しい心を養うだけでなく、大人にとってもちょっとほっこりとした気持ちにさせてもらえる素敵なアイデアです。
11歳になる息子は、以前に比べると興味がなさそうな顔をしていますが、飾り付けの替えを忘れていると、「今これだっけ?」と聞いてくるので、まんざら興味のないわけでもなさそうです。知らず知らずの内に、リズムを感じているのかも知れません。
9歳になる娘はこのネイチャーテーブルを飾るのが大好きで、最近は自分でカレンダーの日付をチェックして、「次はこれを飾るの?」と聞いて大はりきりで飾り付けをしてくれるます。
4歳になる息子はワイワイ言われながらお姉ちゃんと飾り付けをするのが好き。
去年は飾りをぐちゃぐちゃにして遊んでいたこともありましたが、そうやって親しんでいくものなのかな・・・?
外に散歩に行った時に、木の枝や葉っぱを拾ってきて一緒に飾るのも楽しいものです。
皆さんもいかがでしょうか。