イギリス 西ウェールズの田舎暮らし

enjoywales.exblog.jp
ブログトップ

夜、火を見つめながら

静かに火を見つめながら夜を過ごす。
最後にこんな時間を過ごしたのはいつだっただろう。
去年の夏のキャンプファイアー以来だろうか。
f0217014_1831238.jpg


先週は、英国に来て以来4度目(多分)の大泣きをした。
大声で思いっきり泣いて、体がぶるぶる震えた。
人生が引っくり返ってしまうと思って、まさに目の前が真っ黒になった。

そんな最中にでも、すぐ横で静かに自分を見つめているもう一人の自分がいた。
それはとても平和で静かな自分で、オイオイ泣いている自分にそっと寄り添っている。
魂の自分が、肉体と感情を持つ自分を見つめているような。

その静かな自分がいてくれたから、先週は嵐のように渦巻く感情を落ち着けることが出来て、
話すべき人とちゃんと話をして、今こうして静かに暖炉の火を見つめている。

大切に思っている友人から、心温まるサポートをいただいた。
何てありがたいことなのだろうと思う。
本当に、自分は幸せ者だ。

辛い辛い出来事だったけれど、根っ子の方から揺さぶられて、
色々なことをより鮮明に見せてもらったことや、心に溜まっていて、日々の生活の中に
埋もれてしまっていた思いや考えを話すことが出来たことは事実で、
今は心から感謝している。
もちろん全てに、と言う訳にはいかないけど。自分はそこまで大きくない。

まだ体の奥の方がキリキリ痛むけれど、前よりも少し強く、賢明になることが
できたかもね・・・?

2012年は始まったばかり。
f0217014_18315491.jpg



我が愛猫が暖炉の前でお付き合いしてくれた。
「アイスブルー」とつぶやきながら、「ありがとう、愛しています」。
f0217014_18344374.jpg

[PR]
# by enjoy-wales | 2012-01-25 23:47 | 思うこと、考えること

カナちゃんのハンコ

ロンドンに住んでいた頃、ソーホーの日本食レストランでアルバイトをしていました。

そこで一緒に働いていた、当時美術学校の生徒さんだったカナちゃんが、東京でこんな素敵なハンコを作っています。→http://kanaexpress.blogspot.com/2012/01/in-mood-for-food.html

シンプルでモダンで、どことなくなつかしい。

今時の日本画みたいで、静かに楽しいカナちゃんの作品をどうぞご覧あれ。
[PR]
# by enjoy-wales | 2012-01-24 09:00 | アート&クラフト

ロンドン

先週末、英国にあります某日本人会の新年会に参加しに、家族皆でロンドンまで繰り出してきました。
我が家からロンドンまで車で約4~5時間。

いつもは南ロンドンの友人宅に泊るのが、今回はちょっと奮発して、昔住んでいたLambeth Bridgeの南側のにあります某ホテルに泊まりました。
シンプルで素敵なGeorgianの家々と、カウンシル・ブロックが隣り合うこの地域。
華やかな印象はないけれど、いかにも人の住んでいる地元という感じが私は好きで、久しぶりに訪れたけれどやっぱりほっこりすることが出来ました。
ちなみに帝国戦争博物館(インペリアル・ウォー・ミュージアム)もこの近くにあります。

そこから15分程テムズ河沿いを東に向って歩いていくと、Westminster Bridge (http://www.ryoko.info/london/009londo.htm)に出ます。

かの有名なBig Ben、国会議事堂を横目に沢山の観光客とすれ違いながらロンドン・アイ(観覧車)に到着。このロンドン・アイが作られて、河の方からよいしょっと引き上げられて行くのを毎日散歩がてらに見に行ったのはもう11年も前の話。
それからこのサウス・バンクではどんどん開発が進んで、今では私たちが住んでいた当時に比べると見間違えるくらい沢山の素敵なレストランやバーが出来ていて、昼も夜も人で賑わっています。

久しぶりのロンドンに来て、不景気、不景気というのでどうだろうと思いましたが、レストランにもバーにも人が入っていて、私が英国に付いた18年前に比べると全く明るい印象です。

これもインターネット時代、グローバル時代の恩恵なのかどうか?

それともやっぱり皆で夢を見ているだけなのかな。
[PR]
# by enjoy-wales | 2012-01-23 09:10 | 思うこと、考えること

夕あり朝あり (新潮文庫) 三浦綾子著

三浦綾子さんの作品に出会ったのは、4~5年前のことになります。
自伝3部作である、「道ありき」、「この土の器をも」、「光あるうちに」でした。

この「道ありき」を読んだ時のショックは今までにないもので、敬遠していたクリスチャンに対しての考えをコロッと変えてくれました。
もう7,8年も前に、93歳で亡くなった祖母は熱心なクリスチャンで、いつも聖書に頭を突っ込んでいるような人でしたが、人との関わりが苦手で、風変わりな人だと思いつつも特に親しくなることはなく、クリスチャンに対してもその祖母の印象が強かったのかも知れません。

それがこれらの本を読んで、こんな考え方、生き方もあるのか、と涙ながらに感動しました。
まさに大感動です。

この自伝の中に、クリーニング会社で知られる『白洋舎』の創業者である五十嵐健治氏との対面が描かれており、その五十嵐氏の自伝を三浦さんがどうしても、と頼んで書かれたのを聞いて、是非とも読みたかった本がこの「夕あり朝あり」でした。

成功された実業家でクリスチャン、と言うことしか知識になかったこの五十嵐氏の人生は、私の予想を大きく懸け離れた波乱万丈の生涯で、こんな熱烈な生き方もあるのか・・・と驚きました。

キリスト教ではキリストの神以外を敬うのは厳しく禁止されていて、「隣人を愛せ」と教えつつも他の宗教との争いが絶えず、そんなことに対する疑問がどうしても拭えず、クリスチャンになろうとは思えないのですが、聖書から学ぶ事は多いと改めて思い知りました。

五十嵐健治氏がこの本の中で、人生の節目に参考にされた聖書の言葉を何点か書き出したいと思います。

マタイ伝第六章から
「~この故に明日のことを思ひ煩ふな、明日は明日みづから思ひ煩わん。一日の苦労は一日にて足れり。」

へブル書第十章三十五節
「確信には大いなる報いが伴う」

ロマ書第八章
「神もし我らの味方ならば、誰か我らに敵せんや」

コリント後書第四章
「われら四方より悩みを受くれども窮せず、為ん方つくれども希望を失はず、責めらるども捨てられず、倒さるども亡びず・・・」

ロマ書第十二章
「愛する者よ自ら復讐すな、ただ神の怒りに任せまつれ。録して『主いい給ふ、復讐するは我にあり、我これを報いん』、『もし汝の仇飢えなばこれに食はせ、渇かば之に飲ませよ』・・・」


また、「人生における出来事は、たいてい突如として起こるのですな。この『突如』に対応するには、日頃の人生に対する考えの深浅が勝負を決めるようです。」、と言われていたのも、印象に残りました。

人生まさに山あり谷あり。

・・・なんて、知ったようなことを言ったりね。
[PR]
# by enjoy-wales | 2012-01-18 00:57 |

美しい朝に見るお月さま。

今朝。今年一番に寒い朝。

久しぶりに霜が降りているのを喜び、白い息を吐きながらドアを開けて外を見ると、
仕事場の屋根の上にお月様が見えました。

先週末、人生がひっくり返るかと思うくらい辛いことがあったけど、今朝、きりっとした
寒さの中、静かにたたずむお月様を見て気持ちがすっと落ち着きました。

心が洗われるような感じ。

ぶるっと震えながら、朝食の準備をしにようやく暖かくなってきた家の中へ。

これからも大丈夫だよ、と自分に語りかけながら。
f0217014_6401840.jpg


冷たい朝、静かなお月さま、どうもありがとう。
f0217014_6391414.jpg

[PR]
# by enjoy-wales | 2012-01-17 06:42 | 風景