肌寒い日がここ数日続いていますが西ウェールズは日に日に春らしくなって、どこもかしこも水仙だらけです。
この季節、ウェールズは子羊だらけになりますが、メーメーとなく羊たちの牧歌的な鳴き声を聞くとまた春がやって来たなぁと嬉しくなります。
1月、2月と雨と大風が吹き荒れたイギリスでしたが、その時に倒れてこないかと心配だった大きなAsh Tree(アッシュツリー)をとうとう切り倒すことになり、先週Tree Surgeon(木を専門とした庭師かな?)のお兄さん二人に計本3本のAsh Treeを切ってもらいました。涙
この夫君のスタジオに近いAsh Treeは、キツツキがコーンコーンと突いて開けた穴がある上に苔の付き方が素晴らしいので、わがままを言って地面から5メートル上までを残してもらいました。
ホリデーコテージのすぐ近くにあったAsh Treeも、背が高い割には枝ぶりが悪く、建物に向かって傾いていたので残念ながらさようならです。
大きな木を切ったので、沢山の薪が出来ました・・・が、思ったよりも量が多かったのでこれから新しい薪小屋を建てなければいけません。
この中の茶色いのが、だんだん腐っていくのが困りものなのです・・・。
状態の良かった木は、板にしてもらう予定です。
木を切り倒すというののは、心が痛む作業です。
大きな木を切るのに丸1日かかりますが、この木がここまで大きく育るまでに100年近い月日が流れたのかと思うと、軽い気持ちでは出来ないことです。
西ウェールズに引っ越してきてから約12年が経ちました。
この12年の間に牧草地には2000本近く、庭には100本近い木を植えました。その木々が、この日切った3本の木たちのように大きく育ってくれますように。
合掌。