まだまだ、まだまだ雨降る西ウェールズからこんにちは。
「
Upcycling」 -アップサイクリング という言葉をご存知ですか?
古いモノや、使わなくなったモノを、工夫して新しく使えるモノに変身させることです。
例えば衣服であれば、古くなった服を解体して縫い直したり、他のモノと縫い合わせて新しい服に作り直したり。 家具であれば、ペンキを塗ったり、部分修理をしたり。 Up・・・なので、修理するだけでなく新しいモノに作り直すというのがポイントでしょうか。
モノが今のように溢れていなかった時代には誰でもしていたことですが、最近のエコブームの影響でイギリスだけでなく世界中でこの「Upcycling」をよく目にするようになりました。
私も古く着れなくなった服を利用して、ブローチやクリスマスリースを作ったりとUpcyclingを楽しんでいますが、今回は去年の暮れに箱に入っていたのを見つけた、古い古~いセーターのUpcyclingをご紹介します♪
このセーター、〇十年前も昔、学生の頃自分で買ったウールのセーターで、日本からイギリスにやって来た頃一緒に持って来た思い出のあるグレーのセーターですが、ウェールズに引っ越してきた時に箱に入れたまますっかり忘れていました。
そんな訳で、見つけた時には虫に食われて穴だらけ・・・。
襟元や袖口はボロボロ状態で、身頃の方もオミゴト~!と言いたくなるくらい穴が開いていました。
もう捨てようかと思ったものの、お小遣いで買ったセーターだし使えるところだけでも切って使おうかなぁ、
それにしても穴がアート作品のようだわぁ、と思った時に閃いたのです!
アートの様なら楽しいかも、と手元にあったフェルトを小さく丸く切って穴の上に被せ、赤い刺繍糸でセーターに縫いつけていくと、こんな感じに仕上がりました。
途中、ひゃ~!、こんなに穴だらけなら止めておけばよかったかも~と思いましたが、ここまで来たなら最後まで・・・と、穴を丸いフェルトで隠していきます。
裾も傷んでいたけど、懲りずにチクチク。
襟元&袖口はボロボロだったので切り落として、赤い毛糸でチェーンステッチを施してUpcyclingです。
(よく見るとまだ穴があるある・・・。笑)
今年の冬のお気に入りセーターに変身!
ジーンズと合わせると中々良い感じです。
友人や会う人に、これは虫が食った穴だったのよと説明した後に見る、皆のにっこりスマイルが嬉しいのでした。
Enjoy Upcycling♪