皆さん、「
Stir up Sunday」という日をご存知でしょうか。
イギリス人でも知らない人が多いようですが、これはイングランド国教会に縁のある日曜日で、クリスマス前の4日曜日の前の日曜日(ややこし~!)なのです。
簡単に言うとクリスマスの日から数えて、5つ前の日曜日ということ。
慣習としてイギリスでは、この日にクリスマスプディングを準備する日とされています。
というのも、このクリスマスプディング、何と作ってから一ヶ月以上は寝かさないとダメという恐るべきデザートで、初めて聞いたときにはビックリしたのを覚えています。
ドライフルーツがたっぷりのねっとりとしたプディング・・・。
蒸したてのクリスマスプディングに温めたブランデーをさっとかけて、火をつけるとプディングが燃えているようでなかなか迫力があります。我が家ではクリスマスの日にこれを見ないと、クリスマスディナーが終わらない!
生クリームまたはブランデーバター(バターに砂糖とブランデーを混ぜ込んだもの)と一緒にクリスマスの日に頂きます。
そうそう、もう一つ大事なことは、このプディングにシルバーコインならぬ1ポンド硬貨をいれておくこと。
このコインに当たった人がその夜キングとして扱ってもらえるのです。
(フランスでは1月のエピファニーと呼ばれる日に似たようなことをするんですよ。)
これは夫君の家の習慣だったのを、我が家でも受け継いで楽しんでいます。
イギリス人でも苦手な人が結構いますが、イギリスの長くて暗い冬に体が欲するのでしょうか、私は大好き♪
次回は、このクリスマスプディングの作り方をお教えしますね。お楽しみに~!