イギリス 西ウェールズの田舎暮らし

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カテゴリ:映画( 6 )

Gravity (2013)

ま~だまだ、まだ雨の降っているウェールズから、こんにちは。
本当に、今年の冬の雨には呆れるほどです。(記録更新中とニュースで言ってたっけ。)

先程イラン映画にはまりそうです・・・何て言っていましたが、週末に夫君と一緒に観に行った『Gravity』が最高によかった~! ので、興奮しながらの更新です。
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前評判もよかったし、大好きなイギリス人アーティストのSteve McQueen監督作『12 Years a Slave』と並んでオスカーにもノミネートされているので、絶対シネマで観たかったのです。

3Dで観るように制作された映画ですが、うちの地元シネマTheatre Mwldanの3Dは3D用のメガネが重くって30分も経つと鼻の付け根が痛くなってしまうので、2Dで観ました。

監督のメキシコ人Alfonso Cuarón氏、この映画では監督だけでなく、脚本からプロデュース、編集までやったと知って、彼のこの映画に対する意気込みを感じました。

結構話題になったセクシーなロードムービー『Y Tu Mamá También』、ハリーポッターシリーズの中でもヒットだった『Harry Potter and the Prisoner of Azkaban 』と『Children of Men 』も撮っているCuarón監督、なりたかった宇宙飛行士の映画をずっと撮りたかったのでしょうか。貯めていたアイデアがここにきてバッと咲いたような勢いの、見応えのある映画でした。

田舎なので、映画がタイムリーにはやって来ないうちの地元のシネマですが、シネマクラブもあって良い映画を上映しています。

次は『12 Years a Slave』。
観たくないようで観なければいけない映画・・・。恐いけれど今から楽しみです。
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by enjoy-wales | 2014-02-03 22:46 | 映画 | Comments(2)

The Apple 1998 PG

また雨と強風が吹き荒れている西ウェールズから、こんばんは。

先日、「The Apple」と言うイランの映画をDVDで観ました。
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英語での説明は・・・
In Iran, two twelve-year-old sisters have lived all their lives as prisoners of their impoverished father and blind mother. The father reasons that he is protecting his offspring from the world, but the arrival of a social worker sees an attempt made to persuade him that the girls need their freedom. Based on a true story, with the real-life sisters and their father playing themselves, this is the debut feature by 17 year-old Samira Makhmalbaf, daughter of acclaimed filmmaker Mohsen Makhmalbaf.

ストーリーの内容を簡単に説明すると、イランの首都テヘランに住む貧しい父親と盲目の母親に、生まれてから12年間ずっと家の中で育てられた双子の女の子が、近所の人たちが役所にこの両親のことを訴えたことによって社会福祉士(ソーシャルワーカー)が家族と接し、女の子を社会に出させるよう両親を説得する・・・というお話で、実際にイランであったストーリーを、当事者である双子の女の子と父親が演じています。

観た人のレビューを読んでいると、退屈な映画だと酷評する人と、とてもよかったと言う人に分かれる様ですが、私はマスターピースだ!と言いたいくらい素晴らしいと思いました。

脚本があるとは言え、ドキュメンタリー映画かと思うくらい自然に演じる本人と周りの人々をどうやって撮ったのだろうか。 社会福祉士を演じる女の人の聡明で強いこと、近所のお母さん達のたくましいこと、子供たちの子供らしいこと・・・! そう、中東の大国イランに住む女の強さを感じる映画ですが、殻に閉じこもってしまった双子を家に出さない盲目の母親と貧しく教育のない父親が、この古い古い国の影を映し出しているようにも思いました。

この作品、有名な映画監督を父親に持つ、国際的にも注目されている女性映画監督Samira Makhmalbafさんの17歳の時のデビュー作だと後で知って、本当にびっくりしました。

イランには、アッバス・キアロスタミ、ジャファール・パナヒ、シリン・ネシャットなど、大好きなフィルムメーカーが沢山います。
一昨年観た『Women Without Men (2009)』も素晴らしかった。

これからまたしばらく、イラン映画にはまりそうです。
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by enjoy-wales | 2014-02-02 08:23 | 映画 | Comments(4)

Biutiful by Alejandro Gonzalez Inarritu

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先日書きました「自家製酵母」の話からコロッと変わりまして、今日は私が今最も注目している映画監督(何て言うと偉そうなんですが・・・)、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ氏が2010年に発表した「ビウティフル」(綴りをあえて変えているのでビューティフルと呼ぶよりいいような?)について。

2006年にアメリカ映画として発表された「バベル」では、日本から役所広司さんや菊地凛子さんが出ていて話題にもなっていたと思いますので、ご存知の方もあるのでは。

初めてこの監督のメジャーデビュー作品「Amores Perros」を観たのは何年も前のことで、とにかく始まりから終わりまでガツ~ンと頭を打ったみたいな衝撃を受けました。
メキシコからスゴイ映画が出てきた!と話題になっていたので期待して観たのですが、久しぶりに観たヘビーウェイト映画で、ミレニアムになってこんな監督が出てきたんだ!と90年代にデンマークからドグマ95のラース・フォン・トリアー監督が出てきたのと同じくらいワクワクしたのを昨日のように覚えています。

お二人とも結構刺激的・過激な映画を撮られるので、そういう作品は苦手だという方にはお勧めできませんが、黒澤監督の「七人の侍」は観たという方ならお好きなのではないでしょうか。

ハリウッドのエンターテイメントも楽しいけれど、映画ファンとしてはこういう重い映画を素晴らしい演技で見せてくれる映画はたまりません!

そういう訳で、「Amores Perros」を観て以来この監督がとった作品は逃さずに観ているのですが、田舎に住んでいる上に子どもが三人いる身で、映画をタイムリーに映画館で観るのは悲しいながら中々の困難・・・!
この「Biutiful」も今年になってようやくDVDで観ることができました。

主演のスペイン人俳優ハビエル・バルデムがカンヌ映画祭で男優賞を受賞した作品だったので、この作品も期待大で観ましたが、これもまた素晴らしい作品でした。溜息・・・

バルデムの演技はもちろん、彼の妻を演じたマリセル・アルバレスや子供たち二人の素晴らしいこと。
今世界中で問題になっている移民の問題、社会の底辺に住む人々を映し出した重たい内容なのですが、重病を持つ一人の寂しい男を追いかけた、映像美あるスゴイ作品です。

次にどんな映画を撮ってくれるのか、待ち遠しいなぁ。
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by enjoy-wales | 2012-09-18 23:08 | 映画 | Comments(2)

Let's get lost (1988)

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ジャズが大好きである。

5年程前に、ずっと興味があったのに聴く機会のなかったジャズを紹介されて聴き出してから恋に落ちて、それから聴くようになった。紹介してくれたのはその時友達になったミックで、彼は歩くジュークボックスと言ってもいいくらいのミュージック・オタク。音楽と映画の話で意気投合してからというもの、今でも会う度に飽きることなく音楽と映画の話をする仲だ。

その彼に勧められてみたのがこの映画。

国際的に有名な写真家・映画監督のブルース・ウェーバーが監督が、ジャズ界の有名なトランペット奏者、チェット・ベイカーの58年に及ぶ生き様を描いた作品。
若くして成功しつつも女性関係やドラッグのトラブルが絶えず、そのトラブルで歯を折られて演奏活動を休業したり・・・と波乱万丈の人生を送ったこの孤独な音楽家の吐息が感じられるような映画だ。

監督が写真家だけあって、何と言ってもモノクロの映像が美しい。

映像と彼のささやくような、ロマンチックでセクシーな音楽がピタリと合っている。
歳を取ってからの写真しか見たことがなかったのだけど、若いチェットのハンサムなこと。
カリズマ性があるというのは、こういうことをいうんだなぁとしみじみ思った。

50年代の雰囲気もムンムンと感じられるちょっと危険で悲しく美しい映画・・・、
よかったらご覧になって感想をお聞かせあれ!
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by enjoy-wales | 2012-05-04 12:39 | 映画 | Comments(0)

The Spirit of The Beehive

久しぶりに夫と一緒に映画を観た。

映画ファンの私は毎晩映画を観てもいいくらいだけど、夫はもっとゆっくり色んなことを消化していくタイプ。しかもハリウッドの忙しい映画は苦手なので、何でも観てしまう(と言っても時間は無駄にしたくないから選ぶけど)私は夫の好きそうな映画を選んで、時間が合うときに一緒に観ることにしている。

この映画はLovefilmから送られてきたので自分で選んだ映画なんだけど、どうして観たかったのか思い出せない・・・。スペインの映画で良さそうな雰囲気なので、一緒に観ることに。

1940年のスペインの片田舎を舞台にした、美しい映画。
大きな屋敷に住む家族。
養蜂が趣味(?)のやや年老いた夫、美しいが寂しげな若い妻、二人の可愛い娘。
6歳くらいの妹が主人公のようで、彼女の視点で物語が進んでいくような感じ。

この小さな娘たちが村で観た「フランケンシュタイン」の映画が、二人の心に影響を及ぼして、ゆっくりと色々なことが起こり始める・・・。

どれもこれも曖昧だけれど、これも小さな子供の視点で見ているのですべてがおとぎ話のようで、とにかく映像がレトロで美しい。スペインの乾いた田舎の風景もいい感じ。

ただ一日の終わりで疲れていた私たちは、どうかするとこっくりこっくり・・・。
特にこれと言ったストーリーラインもなく、言葉数も少ないアーティーな映画だったので、まさに夢見心地で楽しんだのでした。

スウェーデンの巨匠、 イングマール・ベルイマンの作品を匂わせるところもあるけれど、強いヒューマンドラマがないしなぁ。
どうしてこの映画を借りようと思ったのか思い出せないけれど、映像が本当に美しく、主人公の女の子は目が綺麗でとっても可愛いくって、40年代の雰囲気や服装などが印象に残ったのでアーティーなファンが沢山いそう。そんな所から推薦されたのかもしれない。

これに続いて、昔よく観たアーティーな映画をまたちょっと観たくなったのでした。眠くなるけど!
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by enjoy-wales | 2012-03-21 23:47 | 映画 | Comments(2)

おもひでぽろぽろ(1991)、フラガール(2006)

今年は観た映画を全部、このブログに記録しておこうと決めていたのに、全然達成していない。残念な事だけど、まぁ気を取り直して・・・。

この2本の日本映画をずっと観たかったのが、何と2本とも同じ日に観ることが出来たので、頭はすっかり日本の田舎に飛んでいる。先週末が東北大震災の1周年だったので、偶然とは言え東北の田舎が舞台となった両作品を観ることが出来て、心はより一層日本に及んでいる。

「おもひで・・・」の方は、高畑勲さんらしい、田舎や農業の大切さと素晴しさを扱った作品。アニメながら、子供の為に作られたと言うよりは、製作者がどうしても作りたかった作品という気持ちの方が強いような。もちろん子供達にも観て欲しいのだろうけど、「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」に「火垂るの墓」と素晴しい作品群を作成された後、転機してチャレンジしてみたかった作品なのだな、と思った。
私は宮崎駿さん作品の大ファンなので、田舎を扱うのであれば「トトロ」の方がやっぱり好きなのだけど、新しいことに挑戦しながら、アニメ作品の新境地を開いていこうとする姿勢は尊敬する。やっぱりスタジオ・ジブリはスゴイなぁ。

「フラガール」は、こちらでも期待以上のヒット作になったという噂を聞いていたので、ずっと観たかったのにみる機会がなかったので、友人が持っていたと聞いたときには大喜びでお借りした。やっと観れた感想は・・・、よかった~。松雪泰子さんがこんなにいい女優さんだったとは知らなかった。日本を離れて長いので芸能情報には疎くなってしまうのだけれど、昔から知っていた芸能人の活躍を見るのは結構嬉しい。この映画が上映された後、フラダンスがはやったというのも納得。私もやってみたいわぁ。
福島県は炭鉱に農業をしている土地と言うこともあって貧しかったこともあり、原発の設置には力を入れていたのかな・・・とも考えていた。涙、涙で楽しみました。
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by enjoy-wales | 2012-03-17 23:21 | 映画 | Comments(0)