イギリス 西ウェールズの田舎暮らし

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デイヴィッド・ホックニー「A Bigger Picture」 その2

今日はまたものすごい雨模様。

今週は先週の春の陽気は何処へやら、曇りがちで寒くなってきたと思っていたら今朝は雪まで降り出してびっくり。今週末のイースターに、春はまた帰ってきてくれるのか?

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デイヴィッド・ホックニー「A Bigger Picture」で大感動したので、その感動を日記に書いておこうと思い、せっかく書くなら一部屋ごとに一言感想を書いておこう何て無謀にも書き出してから、10部屋以上展示室があったことを思い出して「あちゃちゃ・・・」なんて思っているが、始めたことはやっぱりやってしまおう。

4.Watercolours And First Oil Paintings From Observation(水彩画と最初の油絵-写生・観察より)
3.で展示されてあるヨークシャーの風景画と比べて違うのは、ここに展示されている作品群はホックニーが外出実際に写生して描かれたということである。2004~05年に制作。
カメラのレンズなどを使わず、自分の目で見て描く、という点が強調されており、ホックニーが故郷の何でもない風景が興味深い、人をひきつける対象になることに刺激されたことが伺える。
とっても観たかった作品群に囲まれて、し・あ・わ・せ。彼の故郷の自然を再発見して感嘆している様が目に浮かぶよう。それにしてもいい画家だなぁ、やっぱり。

5.Tunnels(トンネル)
ホックニーが、同じ場所で違う日、時間に見る風景に魅了されていることを表す作品群。
故郷に戻って最初は風景全体を見ながら書き出された風景画に、深みが出てくるよう。全体を見るだけでなく、そこに生える木1本1本、垣根や草の様子にも目と心が入った感じ。イングランドの風景画、それも普通の田舎道がこんなに興味深い作品対象になるなんて!

6.Woldgate Woods(ウォルドゲートの森)
大きな7点の油絵が展示されている。6枚のキャンバスを繋げて1作品となるこの作品群の美しいこと。サイズの大きさにも圧倒されるが、何と言っても色の美しさに皆もため息をついているよう。
5の部屋のテーマに引き続き、同じ視点から同じ風景がが描かれている。2006年に何度も同じ場所に足を運び描かれた作品は、相当なスピードで制作されたとのことで、彼のスケッチ力、製図の技術が洗練されていることを示す。
まさに森の中に立っているかのようで、木の匂いが漂ってくるかのようだ。春の優しい空気、夏の日差しが新緑を通して光るさま、秋の夏の終りを感じさせる様子、冬の静けさ・・・。

7.Hawthorn Blossom(サンザシの花)
ここ数年間、ホックニーは海辺の町Bridlingtonで自然のスケッチを行なっている。これは彼の長年に渡る画家生活の中でも多作な時期だったようで、彼がこの地域の美しさに魅せられ、興奮しているエネルギーが現れているかのようだ。
イギリスの牧草地の垣根としてよく使われる、田舎道にならどこにでも生えているこのHawthorn。
何でもないような垣根の木が、季節ごとに見事に変身する様。
私もこのHawthornは大好きで、4、5月頃に咲く白い花の美しさには毎年のように驚嘆する。その驚き、感心する気持ちが伝わってくるような嬉しい作品群だ。

・・・とここでまた時間切れ。続きは次回に!
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by enjoy-wales | 2012-04-04 19:17 | イギリス/ウェールズ | Comments(6)
Commented by eithbed at 2012-04-04 22:30
ライフログ、、、今度教えてください。ますます、ブログが良くなってきたね。それにしても寒いですね!!

それにしても、ホックニーかっこいいワー!!
Commented by enjoy-wales at 2012-04-04 22:33
寒いですね~、今日は。うちも家でレイジーに過ごしています。ライフログ、簡単に出来ちゃってびっくりしています。今度一緒に学習しましょう。
ホックニーは、何度見ても驚く素晴らしさです・・・。
Commented by sweetboy0375 at 2012-12-20 15:22
D.Hocknyの作品集の掲載ページ見つけました。大きな作品で迫力あります!まさにイギリスの作家と言えますね‼情報ありがとうございました。sweetboy0375より
Commented by enjoy-wales at 2012-12-21 07:20
sweetboy0375さん、コメントをどうもありがとうございます!
ふふ、ロンドンでありましたこの展覧会に行けたことは、今年の良い思い出の一つとなりました。まれに見る素晴らしい展覧会だったのですよ。
Commented by sweetboy0375 at 2012-12-22 17:15
その昔、「わが谷は緑なりき」と言う小説と映画があった事を思い出しました。記憶では何か暗い炭鉱労働者家族の話だった事を思い起こしました。これウエールズ地方だったです‼たしか19世紀初頭だったです!sweetboy0375より
Commented by enjoy-wales at 2012-12-23 09:56
いえいえ、先程調べましたら、その映画はジョン・フォード氏が監督したアメリカ映画でした!でも内容を見ると、ウェールズにもありそうなお話ですね。この辺りは昔はスレートと呼ばれる石や銅、鉛を取るための鉱山が沢山あったのですよ。